デザインができるまで　button stool 002

いつか読んだ本の中で

エットーレ ソットサスはデザインはプレゼントのようだと話していました。

僕がスウェーデンで企業に向けてデザインをしていたときには

デザインをする椅子やテーブルを使う人を想うことはなかったし

もちろん、使い勝手や座り心地を考えるのは当然なんだけれども

機能や利便性ではない

もう少し、想いや祈りのような設計とは一線をなす意味として

使う人を充分に想ってはいなかったと思います。

かのイタリアデザインの巨匠は

デザインの魅力が

そのデザインが届けられた人の喜びであることを

知っていたのだと思います。

lagom original furniture
button stool 2022
The designer’s own production

その人は
いつも人のことばかり
考えていて
いつも誰かにプレゼントばかり
していて

その人もたまには
プレゼントをもらう立場に
なってもらいたいと
始めたデザイン

手芸好きな
あの人に