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デザインができるまで cloud dining chair

デザインができるまで cloud dining chair

記憶を手繰る

 

より豊かで美しい暮らしをしてもらうための椅子を作りたいと思っています。

それにはモノと人との関係性

きっと親密さが大切なのではないかと考えています。

 

それは、赤ちゃんから使っていたふわふわでぼろぼろの毛布だったり

尊敬する人から譲ってもらった古ぼけた茶碗だったり

父親がジャガイモで作ってくれたハンコだったり

 

それぞれの価値観につながっている遠い記憶

もしかしたら誰かの記憶と椅子の記憶が繋がることができたならば

その椅子と親密な関係を築けることができるかもしれない。

 

そんな想いからデザインは始まりました。

 

初めて椅子の座り心地というものに心を奪われたのは

まだ,食卓テーブルに身長が届かなかった頃

ダイニングチェアーの上に

枕のようなふかふかとしたクッションを並べて座ったこと。

その座り心地はまるで雲の上に座っているようでした。

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